お茶よりも微炭酸。

暇つぶしに。それから思考の図書室にしたくて。

影響力

頭のいい人に憧れる。

適当に話しているように見えて、実はどの言葉にも意味や根拠がある人。
口数は少ないけれど、場の雰囲気や流れを一変させられるほどに言葉に含蓄がある人。
ごく少ない情報だけで、広く深く分析し、それを伝えられる人。

頭がいいというよりは、言葉を操るのが上手な人に憧れているのだろう。あるいは、「影響力」という単語が的を射ているかもしれない。うん、それだな。
他人に(良い意味での)絶大な影響を与えられる人は、得てして言葉が巧い。話していて楽しい。ずっと傾聴していたくなる。音声でなければ、ずっと読んでいたくなる。

私の周りには、そういう人が数えられないほどいる。それぞれが、多種多様な影響力を持っている。私はただ、彼らの言葉に感嘆し、畏敬の念を抱き、時に羨望の眼差しを向けるだけだ。
私の言葉で、どれほどの人が影響を受けているのだろうか。いや、私の言葉に、はたまた私自身に、そういう影響力はあるのだろうか。